本物の消防車に乗れる公園
今回は佐賀県神崎市脊振町にある高取山公園を紹介したいと思います。
この公園の見どころは山の傾斜を利用した全長200mに及ぶ滑り台と山を登る手段として活用されている消防車を改造した巡回バスです。
また、春は700本の桜、ゴールデンウィーク前後にはツツジと藤の花と2500株のシャクナゲ、初夏には約2000株のあじさい、秋には紅葉と季節折々の花が楽しめることも魅力の一つとなっています。
この公園に近づいた時、遠くから見える高取山公園の全貌はまるでどこかのテーマパークに来たかのようなワクワク感に駆られますので実際に是非訪れてみて下さい!
それでは詳しく紹介していきます^^
高取山公園
高取山公園はその名の通り、高取山の丘陵10haに広がる自然公園です。
こちらは案内図と開園時間です。季節によって開園時間が異なるので注意が必要です。
先に紹介した高取山の傾斜を利用した滑り台、滑り台のスタート地点と地上を結ぶ消防車を改造した巡回バスの他にも、展望台、草スキー場、テニスコート、ドッグカフェ&ドッグラン「レストランそよ風」、クライミング遊具、バッテリーカー、芝生円形広場、農産物直売所等の魅力的な要素がたくさんある公園です。
全長約200mのすべり台
このすべり台は前半がローラーすべり台、後半がチューブ状のすべり台で構成されています。
まずはローラーすべり台から紹介します。こちらは搭乗審査・・という名の注意書きです。
全ての約束を守りたいところなのですが、6番目の《おしりの下にものをひいてすべらない》は勘弁していただきたいところ・・・
100均で良いのでローラーすべり台用のおしり敷きを買って持っていきましょう。
もちろん後半のチューブ状のすべり台には使わないようにして下さい。
ちなみに我が家は今回、おしり敷きを持っていくのを忘れてしまって段ボールを敷いてすべりましたが、途中でくしゃくしゃになってしまい全く無効果でした💦
ローラーすべり台は途中で二手に分かれますが、どちらをすべっても到着先は同じ場所なのでご安心下さい。
ふざけて手を広げてすべると真横をすり抜けていく木々に当たってケガをしますので、絶対に手摺から手を離さないようにすべりましょう。
ローラーすべり台を下り終えると次はチューブ状のすべり台ゾーンに入ります。
まずは階段で最初のすべり台に向かいます。
普通のチューブすべり台に比べて、こちらも山の傾斜に合わせたものになっているので勾配はきつめかな、と感じました。
かなりのスピードが出ますのでなかなかスリリングで楽しめます。
すべり台とすべり台はちょっとしたアスレチックで結ばれています。
昔ながらのチェーンで吊りの丸太渡りは、上下左右によく揺れるので小さな子にとっては難易度が高いかもしれません。落下防止のネットは設置ありませんが、地面が近いので問題ないでしょう。
チューブ状のすべり台を下り終えると、最後はステンレス製の大きなすべり台です。
夏は見た目に熱くなりそうなすべり台ですね💦
これで全長200mのすべり台を全て下り終えたことになります。
巡回バス
農産物直売所に掲示されていた巡回バスを紹介する新聞記事です。
地元の消防団が使っていた消防用車両を改造して巡回バスとして利用しているとの事です。
元々はリフト(モトライダー)を使って登山していたそうです。
いまでもその名残のリフト跡が残っています。何か感慨深いですね。
巡回バス乗り場には案内に従って進んでいけば迷う事なく到着できると思います。
経路は階段となりますので、ベビーカーは使用できません。抱っこ紐をご用意ください。
巡回バスの注意書きです。よく読みましょう。
すべり台・巡回バスは有料で共通フリーパスが1人あたり300円で売られています。
共通フリーパスは農産物直売所又は巡回バスの運転手さんから購入することができます。
2022年に来た時はなかったのですが、新しくバス待合所が整備されていました。中には冷房があるようですので、暑い夏場でも安心ですね。
こちらがバスの待合所になります。
少し待つと巡回バスが到着しました。大人でも消防車に乗れるのはテンションが上がってドキドキします。
巡回バスの後ろの席に通常は向かい合わせで座ります。人数が多い時は後部座席にも乗る事ができます。後部座席の方がエアコンが入っていて夏は助かります(笑)
おそらく元々はサイクリングロードだった道を巡回バスはゆっくりと進んでいきます。
後ろを振り返ると下り道で《急カーブ、ブレーキ》の表示がありました。
この坂を自転車で下っていたとすると、なかなかスピードが出て危なかったのではないかと思います(;・∀・)
こちらがすべり台のスタート地点のある山頂の巡回バスの発着場です。この場所の他に、花見台や草スキー場などでも途中下車することが可能です。
巡回バス使用にあたっての注意点ですが、運行する日は土日祝日のみとなっていますので、平日に訪れると徒歩で山を登る必要があります。
また、運行期間が例年3月末から10月末となっており、冬季は土日祝日も巡回バスは走っていませんのでご注意下さい。
詳しくは公式インスタグラム等を参照頂いた方が良いかと思います。
展望台
山頂にある展望台です。
周辺の景観を見渡すことができます。円形に見えるのが高取山公園内の円形芝生広場です。
展望台の下にはトイレ(和式)があります。
クライミング遊具
2018年にできたクライミング気分が楽しめる未就学児~小学校低学年の子供のための遊具です。
せせらぎ川の傍に設置されています。
確かにクライミング用の壁が他の公園に比べて多めに設置されていました。
円形芝生広場
公園の中心に位置する芝生の広場です。
ボール遊びやフリスビーやバトミントンなど多種多様な体を使った遊びで子供達が楽しんでいます。
バッテリーカーも数台設置されており、外周の円形の道で遊ぶことができます。
草スキー場
今回立ち寄らなかったので写真がありません💦
草スキーはレンタルが一人300円、持ち込みの場合は一人100円で使用できます。
パンフレットによると、そりのレンタルは巡回バスが運行している日のみ可能なようです。
テニスコート
全2面のテニスコートが設置されています。
受付は農産物直売所のレジで、1面1時間300円で使用できます。
ラケットとボールは持ち込みが可能です。
硬式ラケットは1本100円で農産物直売所で貸出してもらえ、硬式ボールも一緒に貸してもらえます。
ドッグカフェ&ドッグラン レストランそよ風
農産物直売所内のレストランです。
脊振ならではのジビエカレーがおすすめです。
犬と一緒に入ることができますが、その場合は入口は駐車場側の来た入口又はテラスとなります。
こちらがドッグランです。
料金は1匹500円、2匹目以降は1匹につき追加で200円となっています。
せせらぎ川
ちょっとした小川です。夏場は重宝しそうな水遊び場ですね!
手作りのししおどしが設置されていました。風情がありますね。
わんぱく館・農産物販売所
農産物直売所の様子です。地元の農産物がキレイに陳列されています。
湯がき済みのタケノコが売られていました。
タケノコはお浸しするとお酒が進む・・ではなく美味しいので我が家は春に訪れた時は毎回買って帰ります。
脊振山刺身こんにゃくは佐賀県知事賞を受賞したとのことです。おいしそうですね!
少しだけUFOキャッチャー的な物が設置されています。
モミガライトというよく燃えそうな薪です。キャンプで使ってみたい。
農産物直売所内には綺麗なトイレが設置されています。ここは洋式です。
夏は大反響するかき氷屋です。春は閉まっていました。
一個250円でリーズナブルですね!
1コインの乗り物も設置されていました。
駐車場
広い駐車場なので停めれない心配はなさそうです。
まとめ
高取山公園はいかがだったでしょうか?
途中でもお伝えしましたが、まるで一つのテーマパークに来たかのようなワクワク感を感じることができる、かなりおススメな公園です。
今回は春でしたが、他の季節の高取山公園もいずれ訪れてみようと思います。
ではまた次回の更新をお楽しみください👋
インフォメーション
・夏季(4月~10月) 9時から18時
・冬季(11月~3月) 9時から17時
<休園日>
■入園料:無料
【施設利用料金】
■草スキー: 1日300円(レンタルそり付)
■テニスコート: 1面1時間300円(ラケット貸出1本100円ボール付)
■巡回バス:1日フリーパス:一人300円(大人、小人一律)/未就学児無料
運行期間:例年3月末~10月末の土日祝日、夏休み期間は毎日運行(水曜日のみ運休)
雨天荒天運休 運行時間:10時から16時
※わんぱく館内事務所の券売機にて、フリーパスを購入可能
■ドッグラン:500円/一匹
二匹目以降は一匹につき200円の追加料金
一日時間制限なし、何度でも出入り可
※受付はレストランそよ風(毎週水曜定休日)にて
大型 (台数・料金) 5台(無料)
普通車(台数・料金) 100台(無料)
JR:JR神埼駅からタクシー利用で20分
バス:JR神埼駅からJOIXバス三瀬方面行バス乗車、バス停「中の原下(なかのはるしも)」下車徒歩1分
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