【第11話】詩と歌【和泉式部公園(佐賀県嬉野市)のレビュー・感想】

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和泉式部所縁の地に作られた草スキーのある公園

今回は佐賀県嬉野市の和泉式部公園を紹介します。

その名の通り平安時代の歌人である”和泉式部“に所縁のある場所、という事で作られた公園であり、園内には所々に和泉式部が詠った和歌が紹介されていたり、和泉式部の巨大な像が立てられていたり、少し異色を放つ公園でもあります。

この公園の一番の目玉はスピード良く滑れる大きな草スキー場でしょう!

佐賀市の近くにある草スキー場の中ではスピード感と安心感のバランスがとても良く取れた草スキー場の一つではないかと個人的には思っています。

 

それでは和泉式部公園をレビューしていきたいと思います!

 

和泉式部公園

こちらは案内図です。

和泉式部公園の案内図は、なんと焼き物で作られています。

風情があって大変良いのですが、実は老朽化の為にすでに撤去されているアスレチック広場やローラー滑り台がそのまま残っていたりして、実際に遊具が在るのか無いのか、少しだけ混乱します💦

 

和泉式部

和泉式部公園の紹介をするにあたって、和泉式部という歌人について簡単に触れておきたいと思います。

百人一首の和歌の一つである”あらざらむ この世の外の 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな“を詠ったことで有名な和泉式部は、実は佐賀県杵島の福泉寺で生まれたとされています。

塩田郷の大黒丸夫婦にひきとられて9歳まで過ごしました。

その後、和泉式部は京都の宮廷に召され、優れた才覚と美貌で波瀾に満ちた生涯を送ったと伝えられています。

嬉野市塩田町には今でも和泉式部にまつわる地名や伝説が数多く残っており「五町田」という地名は式部が詠んだ「ふるさとに 帰る衣の色くちて 錦の浦や杵島なるらん」という歌に感動した天皇が大黒丸夫婦へおくった「5町の田圃」から由来する地名であるとのことです。

「和泉式部公園」はこうしたロマンあふれる伝説の地に造られています。

 

草スキー場

わんぱく広場から見た草スキー場の全容です。

滑り切った場所には先ほど紹介した和泉式部の大きな像が設置されており、和泉式部のお尻に向かって、草スキーを楽しむ形になります(笑)

なんと草スキー用のソリを無料で借りることができます。

中にはお尻の部分が割れてしまっている物もありました。持ち込んだ方が無難かも?

草スキーのサイド側にある階段をソリを持って頑張って登ります。

草スキーのスタート地点からの眺めです。それなりの眺望と迫力があります!

注意書き看板が設置されていますので、必ず一読下さいね!

雨で濡れている時は、滑ると危険とのことです。

長男がすべっている様子です。スピード感出てますかね?

天然ではなく樹脂でできた人工の草スキー場になります。

このタイプの人工草スキーは滑るのを失敗しても大きなケガには繋がらないので安心できます。

 

わんぱく広場

草スキー場の近くの階段を丘の方へ登っていくと、ちょっとした広場と遊具が設置されています。

昔はここからアスレチックの森というエリアに行けたようですが、今はアスレチックは撤去されているようです(見つけきれませんでした)。

カバさん?のロープ渡り遊具です。あまり見ない形状ですね!

こちらもロープ遊具です。キリンさんが地面の草を食べているようなフォルムです。

キリンさんのお尻側には身長が図れるちょっとした遊び心があります。

こちらの遊具はトラロープにより封鎖されていました。

改修中なのか撤去予定なのかは不明です。

木板をスロープ状につなげた遊具です。どうやって遊ぶのでしょうか?

 

わんぱく広場は和泉式部公園の中でも少し高い場所にあるのですが、坂を上ってまでは行かなくていいのかな?というくらいの規模の広場と遊具でした💦

 

イベント広場

今度は逆に草スキー場から下っていく方向に歩いて行くと、少し寂れたイベントステージのある広場が見えてきます。

こちらのエリアには比較的新しく作られたと思われる複合遊具が設置されています。

和泉式部をイメージした可愛い人形のようなモニュメントが印象的な遊具です。

地面は柔らかいアスファルトが敷設されており、ケガのリスクが軽減されています。

平仮名で”いずみしきぶ”と書かれた大きなの滑り台です。

“和泉”と書いて”いずみ”と呼ぶなんて、子供にはわからないから平仮名なのかな~?

関西に住んでいる方なら地名にもあるので馴染みのある漢字ですね!

吊り輪形状の雲梯です。これは普通の雲梯よりも難易度高い!成功できる子いるのかな?💦

グルグル回転棒?でも支柱が二本あるので回転はできなさそう。

これはどうやって遊ぶのか謎です💦

単純にハシゴ変わりに昇降するだけの遊具なのかな~?

こちらは小さい子向けの遊具です。昇降口の板?が1ヵ所なくなっていました。

象さんの形状になっている小さな滑り台です。

近くに屋根のある休憩スペースがあります。

 

多目的広場

ちょっとしたボール遊びや縄跳び遊びなどができそうな芝生広場があります。

トイレや自販機も近い場所なので遊びやすそうなスペースです。

 

古代建築エリア

高床式倉庫という和泉式部が暮らしていた平安時代よりもさらに古い時代の古代建築が現存しています。

社会の授業でお馴染みの建物ですね。勉強になります。

これはかなり貴重なのでは!?

こちらは江戸時代の建物跡を復元したもののようです。

 

その他

時計台

トイレ

駐車場

古代建築エリアへの階段(だいぶ急で長い階段です💦)

和泉式部公園に隣接する吉浦神社

 

まとめ

和泉式部公園はいかがだったでしょうか。

この公園のおススメは、やはりスピード感と迫力のある草スキー場です。

 

住所は嬉野市ですが、どちらかというと鹿島市に近い場所にありますね。

嬉野温泉のある市街に行こうとすると一山超えていく必要があります。

 

そういう意味で佐賀市方面からは比較的行きやすい公園なのではないかと思います。

 

また、和泉式部という平安時代の歌人を知るきっかけにもなりますね!

 

ではまた次回の更新をお楽しみください👋

 

インフォメーション

<住所>
〒849-1425
佐賀県嬉野市塩田町大字五町田甲4003

<アクセス>

車:長崎自動車道武雄北方インターチェンジから車で20分
JR:JR長崎本線肥前鹿島駅から祐徳バス武雄温泉行き乗車。五町田バス停下車徒歩10分
<利用料金>

無料で利用できます

<利用時間>

特に指定ありません

<お問い合わせ先
嬉野市 新幹線・まちづくり課
TEL:0954-27-7020
ホームページ

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